リピーターの方のお産
公開日: : 日々のこと
彼女は4年前、私のところで出産しました。初めてのお産でしたが、入院して1時間余りでお産になったくらい超安産であった事を記憶しております。
今回 妊娠したとのご連絡を伺い、まるで自分の孫の様に喜びました。そうして、予定日が8月22日でした。幸い8月23日(日)朝7時から妊婦さんと助産婦さんと、近くの山に登ろう会があり そこで約1時間半位かけて山登りをした様です。少しお腹が張って来たので夕方ももう一度山登りをして、お産に備えたそうです。そうして、入浴しお産に備えていた様です。
いよいよ陣痛が来たと、私どものところにご主人と入院してきました。助産婦は若手の人が3人待機していました。
今回の妊婦さんはお産が2人目ですので、助産院まで到着するまで気が抜けません。ご主人と妊婦さんが入院してきた姿を見て、ほっとしました。彼女は元気そうでしたが、お産は結構進んでいる感じです。若手の助産婦が診察すると、なんと子宮口が9センチ開大だそうです。本当に、間に合って良かったです。結局1時間後にめでたく女児をご出産しました。
私は、2階の分娩室にいらっしゃる妊婦さんの気配を把握しながら、2階にはまだ歩いて行けないので ただ階下で安産を祈るのみです。そうしてまもなく、赤ちゃんの産声が聞こえました。案の定お産は早かったです。私は感極まって有り難く、涙しました。私は普段は妊婦さんと一緒にお産をしていましたのであんまり感極まることもなかったのですが、今回は大変不思議に感じます。
何故か命の誕生の産声は、私を感動させたのです。私は今までどんなにたくさんの産声を聞いてきたでしょうか、そんな時、感極まって涙した事が何回あるでしょうか?私は今、やはり障害者となり心の感受性が鋭くなってきたかも知れません。今までと違う感性を再確認し大切にする事が、これから私に自信を与えてくれるかも知れません。
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