連休最後の日
公開日: : 日々のこと
11月後半になり連休が3日間続いています。私は最後の祝日は、デイケアも休みだろうから、家族と日帰りで温泉でも行こうかと考えながらゆっくり朝食を取っていましたら、何か玄関で9時ちょっと前に「おはようございます」と男性の声です。「朝早くどなたかな?」と思っていたら、娘が「デイケアの方だよ」と言うのです。私はびっくりして朝食も途中でやめ、リハビリに行く準備にかかりました。11月からリハビリに行き、初めての連休です。祭日はお休みだと一人思い込んでいたのです。前の日に確認の電話をしたら良いのですが日曜日だったので それもできず、お迎えが来て あたふたとしてしまったのです。夫と「明日はデイケアはお休みかしら?平行棒をしたいのに残念だなぁー」と話していたので、迎えの方が来た時 私も夫も「良かった良かった」と言いながら、準備をしました。デイケアの迎えの方は申し訳なさそうに「祭日はお休みでないのです」と言っていましたが、私はリハビリに行けることができるのが嬉しかったので「いやいやこちらが確認できなかったのですみません」と謝り、お迎えの車に乗りました。幸い他のリハビリの方はまだ車に乗っていなかったので、少し安心しました。
デイケアに到着すると、もうすでに他のリハビリの方は勢揃いです。
皆んな今日も、元気にマシンで筋トレです。
マシンをしながら、隣の80代の高齢の女性の方とお話をしました。彼女は「家で一人でいるので 毎日テレビの守りをしたり、ボーっとして誰とも話さなくなったら、もしかして認知症になるのではと 危機感を感じて、午前だけでもデイケアに来て、体を使ったり 他の人とお話したりするよう心掛けている」と言うのです。私は本当にビックリしました。自分の人生をしっかり考え、いかに老いるかそのために何をするか、自主的に自分にできる事に努力している姿は本当に素晴らしいと感じました。
私は、半身不随の機能回復のために来ているので ちょっと少し考えが違いますが、80歳手前ですので もちろ自分の老いを考えることが必要かもしれません。
私はリハをする時は必ずアップルウォッチをつけながら、どのくらい歩いているがチェックしています。出来れば2,000歩 歩くようにしています。しかし、なかなか、2,000歩になりません。
いよいよ12時です。マシンも終わり 平行棒を使っての歩行練習も終わりました。1,700歩です。家まで送ってもらいました。
家では夫と娘が「日帰り温泉に行こう」と私を待っていました。私は用意されたお昼を食べ、午後2時までにお風呂に入らねばと急いで温泉に急ぎました。リハビリの後、娘と共に温泉です。身体を洗っていよいよお風呂です。手すりにつかまり横を向いて、健足の足から階段を降ります。自分で「左しっかり、右降りる」と自分に号令をかけながら、お風呂の中に入ります。階段を2段おりました。
まだそれだと肩が出て ちょっと寒いです。風呂桶を使い、肩までお湯をかけます。少し勇気を出して、娘に「階段下まで下がるね」と合図をしました。彼女はうなずき、私の近くに寄って来ました。私は なかなか階段の下まで下がることができなかったのですが、今日は新たなるチャレンジです。ゆっくり体が湯の中に入りました。なんと暖かい、肩まで入るとこんなに暖かいのだなぁー!自然に、私の顔は微笑んでくるのです。「あったかい」「ありがたい」と自然に言葉が出るのです。
初めて、肩までお湯が入ることがこんなに暖かいとは考えられませんでした。
本当にありがたや、ありがたやたです。風呂から上がり、着物を着ていると、前にここのお風呂でお会いした方がまた偶然お話をかけてくださいました。彼女の母親も脳梗塞になり、車椅子でなく歩いて帰宅したと話してくれました。いかにリハビリテーションが大切であるかを言ってました。
家に帰り、アップルウオッチを見ると、2,000歩になっていました。
今日も、沢山の学びがありました。
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