すごーく痛かった
公開日: : 日々のこと
1月8日の夜中に階段から転倒したことは前回書きました。その後2,3日特に痛みも感じなかったのですが、そこで週3回の筋トレのデイケアに通う予定でした。しかし、夫が打撲の状況を見て「デイケアで筋トレしたりバイクに乗ったりするのは少し辞めたら?」と言うのです。私は今まで打撲した所に痛みを感じなかったのですが、ケアマネの方に来てもらい打撲の状況を見てもらいデイケアを1週間休んだ方が良いだろうと決断しました。
ところが12日朝、左の大腿の筋肉の激痛にはびっくりしました。夫を呼び、脚の湿布とバナナを要求しました。打撲をして4日目です。余りの激痛にどうすることもできず「痛い、痛い」大声で子どもの様になっている自分に驚きました。私は「そうだ、痛い時は呼吸法だ」と、陣痛の時に産婦さんに勧めているのを思い出し、窓の小さなシミの様なものを見つけそこに焦点を集めゆっくり呼吸し始めました。ゆっくり深い呼吸です。それでも簡単に痛みは消えません。しかし、全身の力を抜いてリラックスになって呼吸を続けました。
さっきより少し、気持ちが落ち着いてきた感じです。
丁度、夫がバナナを一房持ってきました。皮をむいてもらい、口に、ほうりこむように入れ急いで食べました。
すると、どうでしょう。あんなに痛かった左の太ももは少しも痛くないのです。まるで嘘の様にです。
私はリハビリ病院に入院している時から、リハビリ後 筋肉が痛い時バナナを食べどうにか痛みを乗り越えてきました。しかし、今回までの痛さはありません。打撲の痛さなので、今まで感じたこともないくらいの痛みでした。
特に痛み止めも飲まず「呼吸法と、バナナで痛みが取れたのかしら?」と、自分でも不思議でなりません。
私は結構痛みには強い方だと、過信していたのです。例えば若い頃は歯を抜く時。意識をして力を抜いて一点を見つめて集中し呼吸していると、いつの間にか抜歯が終わっていたりして痛さを感じなかったりしました。
これって、妊婦さんに「陣痛の時、呼吸法がとても有効だよ」と長年指導してきたのを自分で実行してみるのが大切なことかも。そういえば最近で本当に痛かったことがありました。2年前に帯状疱疹ができた時です。脇腹がどうも痛かったのです。私は「婦人科系か内臓に何か腫瘍でも出来たのか?」と思ったのですが、それが2.3日後に帯状疱疹だと言うことがわかりました。そうして、早速薬を服用したら、その痛さは消えました。病気の診断が決まるまでの痛さ、それもあまりにも痛かったです。
人生には、陣痛の他に痛いのがあるのですね。私はどうしても、職業柄、痛みだと陣痛の事が出てきます。もちろんこれは赤ちゃんを産んだ女性だったらその痛さを少なからず記憶しているかもしれません。それが、生きていく中で痛みの基本になるのだと思います。その痛みを、いかに自分でコントロールするかです。