感動のサイン会

公開日: : 日々のこと

「産み方は生き方」の本の出版サイン会を終えました。
私は、私の住んでいるスーパーの3階の本屋さんに私達の本をディスプレしてくれているよ、と友人が伝えてくれたので、実際にその本屋さんに出掛けてそのディスプレイを見に行ったのです。そうして、ちょっと嬉しくなり「あのーサイン会などしてもらえませか?」と、自然に声をかけたのです。そこの店長さんは女性です。彼女は気安く「あーいいですよ」と簡単に許可をしてくれたのです。私とFさんはびっくりです。まさか、私たちはその時そのディスプレイを見て、なんだかこのディスプレイだけだったらもったいない。ついでに「サイン会」などやったらどうか?と、インスピレーションが浮かんだのです。私はいつも「思い立ったら吉日」ですぐ行動です。また、女性店長さんも素敵です。「結構ですよ」と簡単に返事です。やっぱり女性は素晴らしい。もしこれ男性管理者だったら違うでしょう。「上司に相談してから」とか言って、思い立ったら吉日の感覚は流されてしまうかもしれません。そうして、約1週間で日時が決定しました。本当に素晴らしい決定です。
「もしかして誰も来ないのではないかしら?」と少し不安になりましが、いや、素晴らしい。感動のサイン会になったのです。もちろん私1人でサイン会などできるはずはありません。助っ人が、FさんTさんのお2人です。予め広報はFacebookで1週間前に出しました。私は出来る範囲でメールで知り合いの方にサイン会をお知らせしました。もしかして誰も来なかったらと不安もあったので「お産子の家」の助産師の人たちに「サクラで良いから来てね」とおねがいしておきました。それもよかったです。
まずはじめにいらっしゃった方は、私の娘が小学校の時の同級生のお母さんです。何十年ぶりの方にお会いしました。彼女は私の本を買いに昨日この書店来たたところ、明日サイン会があると聞いてわざわざ私に会いに来てくださり、サインをさせていただいたのです。本当に嬉しかったです。
次にいらっしゃった方は、20年前自宅出産したご夫婦です。子供はいま大学だそうです。最初お名前を聞いてもちょっと記憶がはっきりしなかったのですが、詳しくその当時の住宅事情を聞きながら記憶を辿ったら、そのご夫婦の方の自宅出産を思い出しました。20年も前ですと、まだ自宅出産をなさる方は少なかったです。本当に先駆的だったのです。
この方も、ご主人が同じ会社の方で、私のところでお産はしなかったけど私のサイン会のことを聞いたと言っていらっしゃったようです。まさかここで20年も前の方にお会いするとは本当に嬉しかったです。
次は3人のお子さんを持つまだ若いお母さんです。彼女が「やっと朝比奈さんにお会いできた」と涙を溜めて握手を求めるのです。私はちょっと、記憶を辿るのですがはっきりしません。彼女のお話を詳しく聞きました。大津市でお産の教室をやった時に、大津の助産院でお産をする予定でしたが、予定日がオーバーしたので、結局、病院送りになったのです。しかしそこでは促進剤を使って、陣痛が来なかったら帝王切開になるかもと言う状況だったそうです。私は「その時陣痛が来なかったら病院の階段を歩いたら必ず陣痛がくる」と入院している妊婦さんを電話で励ましたそうです。そうして、自力で階段を昇り降りして結局自然なお産になり、その後2人とも助産院自宅出産ができたと感謝しているとお話ししてくださいました。つまり私が彼女担当の助産師でないのにサポートしてくれたのを感謝していると言うのです。もし、病院で帝王切開になったら自然で2人産むことができなかったと思うと感じて、是非そのことを私に言いたいと言って訪れてくれたのです。
まさに「産み方は生き方」です。
私は彼女とお産の勉強会をしたものです。やはり自分を信じて頑張ったから自然なお産ができたのです。
本当にたった1時間でしたが、それぞれの方の人生が見えて、本当に素晴らしいサイン会でした。何しろ初めてのことでしたので何がどうなるかわからなかったのですが、本当にありがたかったです。皆さんに心から感謝したい気持ちでした。また助産師の古株の人も20年前の方にお会いできたりしてこれまた良い出会いになったと思います。本当に素敵な時間をありがとうございました。産婆冥利に尽きないですね。感謝感謝です。

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  • 現在、朝比奈は左半身が不自由なので直接お産には関われません。夫が緑町診療所の1床で自然分娩をやっています。ここでは若い助産婦がお産をやっています。妊婦健診時には、朝比奈も若い助産婦と一緒に お話をさせてもらっています。実は半身不随になり、一度はお仕事を断念しようと思いました。おかげさまで生かされたので「まだ私のやらなくてはならないことがあるのでは」と思いなおしました。今のところ言葉には何の支障もありません。お仕事を少しでも違う形で続けられれば嬉しいと思っております。

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