やっぱり今が大切

私が週に3回参加しているデイケアでのお話です。デイケアの人員は時には7人から5人くらいの人員で筋トレをやったりしています。高齢の方は90歳くらいで68歳の方が一番若いですね。つまり70代の方は若者です。私は77歳で脳出血、現在まだ79歳です。70代はまだ若い方です。ここの仲間で私は70代である程度人生の後半でに脳出血になりました。これって本当にありがたいです。
デイケアの仲間で50代.40代で脳出血した方もおり現在70代です。ですから脳出血してもう30年、40年も付き合っているのです。すごいです。半身不随です、杖をつかねば歩けません。長いお付き合いです。

この間まだ70代前半の脳出血の方が1週間くらいお休みになりました。私は「彼女の体調でも悪いのかな？」と感じていたのです。そうしたら、昨日ご主人がお亡くなりになったということだったのです。「えっ!」私はびっくりしました。彼女は車椅子生活です。40代で脳出血です。ご主人がずーっとケアしていたようです。家では車椅子でなく這いずっていると言っていました。
私も2ヶ月くらいは車椅子でしたが、どうしてもオムツが嫌で、絶対車椅子から降りたいと痛切に感じリハビリを頑張りました。
彼がずーっと彼女のケアをしてくれていたのです。本当にすごいです。
彼女に「感謝、感謝だね」「生きているだけありがたい。いつもありがとうと感謝しようね」と私は余計なことを言ったりしていました。
人間は有限です。いつ自分の目の前から伴侶がいなくなるかわかりません。本当に長い間彼女のケアに明け暮れてきたでしょう。
そうです。そばにいると当たり前に思ってワガママになりやすいです。いつも朝起きたら希望を持って、夜寝るときは感謝の気持ちそれを持ち続けるようにしたいです。ただここに生きていることに感謝です。

この方はずーっと車椅子しか乗らなかったのですが、今日初めて車椅子から始めて立つ練習をしている姿を見ました。そうです生きるためには努力しかありません。希望を持つことしかないです。
人間が何かやる時、気が大切ですよね。なんでもやる気が大切です。赤ちゃんは理屈をこねません。ただただ無心に行動します。だから自然と歩けるようになるのでしょう。そうです。赤ちゃんに見習いましょう。無心になって、何遍も、何遍も繰り返して。やはり時には発作的に「もう嫌」と感情が出てきることがあります。でもそれも自然に受け入れて「はいはい」とそうして、前と上を向くその日まで。
彼女が立って歩けるようになるよう見守りましょう。私は杖なしで歩けるようにがんばります。まずは隣で面倒を見てくれている夫に感謝の気持ちを忘れず。「ありがとう」はい頑張ります。