自然お産のサポーター

公開日: : 日々のこと

私は5月6日、イタリア女性とズームでお話ししました。
この方は小さなお子さんが3人いらっしゃる方です。彼女はイタリアで日本語を専攻していらっしゃったとき、日本人のご主人はイタリアで仕事をしていたそうで、そこで日本人のご主人に日本語を教えていただいたのがきっかけでそれがご縁でご結婚なさったとのことです。彼女が21歳、ご主人が30歳の時にご結婚したそうです。
日本にいらっしゃって妊娠なさり病院で子宮頚がん検査の時に流産になったそうです。その上、足が動かなくなり病院に対して恐怖を感じるようになったそうです。 そこで、自分で自然なお産について徹底的勉強したそうです。 自然分娩でも有名なミッシェル オダン氏などから自然なお産について学び、また妊娠した時は病院に行きたくなかったそうですが、どうしても自然なお産をしたくて助産師を探したけれど周りにいなかったので、病院で1人目をお産をしたそうです。しかし2人目、3人目のお産は病院ではしたくないと思い、自分達夫婦だけでお産をしたと言うのです。つまり無介助出産です。
私は無介助出産は大変危険なお産方法だと思いますが、彼女はもともと夫から学び自然療法で体調を整えているしオダン氏から助産師よりもっと深く自然なお産を勉強をしているので、ある意味自信が有ったのかもしれません。
その後彼女は、自然なお産のため日本人の妊婦にいろいろ丁寧に指導しているとのことです。私は本当にびっくりしました。日本の現状が残念ながら開業助産師が少なくなったために自然なお産ができなくなったのです。
諸外国ではドゥーラが妊婦さんの近くで真剣に自然分娩のサポートをするのです。
彼女は数人の日本人の妊婦にいろいろサポートしていた内容のお話しをしてくださったのですが、その内容が私が日頃妊婦さんにお話ししていた内容と全く似ていることにびっくりでした。また妊婦さんに私の『産み方は生き方』の本を推薦してくださっているのには本当にありがたいと思いました。

それにしても、本当に残念なのは日本で自然分娩ができる助産師がいない県が多数あることです。それは残念ながら助産師教育が病院の産科看護婦のような人員を養成しており、自宅出産や自然なお産ができる開業助産師の教育をしていないのです。
日本は長らく米国の医療モデルとして成長してきました。看護も米国がモデルです。しかし助産師の場合は違います。米国は20世紀初頭産婦人科医により産婆のお産を法律違反した歴史があります。ですから北米は助産師による自然分娩が出来なくなったのです。しかし北米でもカナダはこの30年前から助産師の教育をダイレクトエントリーにして4年助産師大学を設立してその大学で看護教育は勉強せず、助産師4年間の勉強です。そこを卒業すると、独立した助産師が養成されすぐに開業助産師となり自宅出産もすぐできるほど能力と技術があります。イギリス、オランダ、ニュージーランド、ドイツ等では助産師の教育が4年間か3年間のダイレクトエントリーで教育されています。日本も早急に助産師の教育システムを替えることが必要と思います。そうして、女性たちがどこでも自然な出産ができることが必要だと思います。

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  • 現在、朝比奈は左半身が不自由なので直接お産には関われません。夫が緑町診療所の1床で自然分娩をやっています。ここでは若い助産婦がお産をやっています。妊婦健診時には、朝比奈も若い助産婦と一緒に お話をさせてもらっています。実は半身不随になり、一度はお仕事を断念しようと思いました。おかげさまで生かされたので「まだ私のやらなくてはならないことがあるのでは」と思いなおしました。今のところ言葉には何の支障もありません。お仕事を少しでも違う形で続けられれば嬉しいと思っております。

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