脳卒中を発症した友へ

公開日: : 日々のこと

「脳卒中を発症した友へ見舞いの言葉」

こんにちは。先日Aさんから、あなたが脳卒中を発症した事を伺いました。あなたと前にお会いしたのは、一年前の東京でのクラス会の時でしたね。あの時は大変お元気そうで、楽しくお話しをしましたね。しかしその時、ご自分で一回軽い脳卒中をしているので、もしかしてまた脳卒中をするのではと、ご心配しておりました。

私も二回目の脳卒中です。私も一回目の脳卒中の時は、病院にたった3日入院して、強制的に自己退院して来て、次の日は近くの山の神社へ夫の手に捕まりながら登っておりました。こんなお話しをすると、あなたは驚くかもしれません。私も実はその時、そんなに早く退院で良いのかと疑問に思いました。その時はまだそんなに症状が悪くなく、入院して二日目から点滴をしながら、病院の廊下を歩行練習できる程度でしたので、夫(老内科医)は私に、入院して3日目の日曜日の朝、担当医に退院をしたいと希望を出しなさい、と言うのです。私は最初、彼は何を言うのかとちょっと当惑しました。私は自分の担当医の顔も覚えていないくらいでしたから、その医師に自己退院希望を出すのは、ちょっと失礼ではないかと思ったのです。しかし医師は、患者の希望を叶えるのが医師の役割だと、涼しい顔をしているのです。そうして私は自己退院して、まずホテルでバイキングのランチを食べ、帰宅しました。

それからが私のリハビリで、その山の神社がリハビリ場です。最初は頂上までは登れません。最初は中腹まで行き、それを二回ほど繰り返し登ったりしていました。だんだん体力がついてくると、頂上まで登ることができます。そうしていつの間にか十年間その山登りをして、普通のお仕事ができていたのです。

そうして十年後、私は二度目の脳卒中を発症しました。今度は後遺症が重篤です。左半身不随です。左半身はベッタリ身動きしません。私は失望しました。私の父親が二回目の脳卒中で57歳で急逝したのです。しかし私は命が助けられたのです。私は感謝しました。私はまだやることがある、と考え、常に命が生かされた事を感謝しました。

私は脳卒中になって、自分が変わりました。助産院を開業している時、とっても楽しく頑張ってお仕事をしていました。その時、夫はゆっくりした人で、もっと早くできないのかと思ったことがあります。しかしそれが、夫の「ゆっくり丁寧な」性格に助けられたのです。彼の素晴らしい性格に気付かされたのです。私が脳卒中になったのは、私に色々な事を気づかせてくれています。ですから私はその気づきを今、いろいろと書いているのです。

やっぱり人生をそんなにバタバタ行かなくても良いのですよね。私は今、本当にゆっくりした人生を歩んでいます。

あなたも脳卒中になって、沢山の事に気づくはずです。そしてこの大病を自分の人生の成長の宝として感じたら、生活が楽しく感じるでしょう。私は今、夫に全ての家事をお世話になっています。前は、ちょっと気に入らなかった時は大声を出したりしました。私は今、夫に感謝の気持ちでいっぱいです。大声も、夫に要求することもありません。ただ待つのみです。

リハビリについて

今回、リハビリについてあまりお話ししませんでしたね。私は二度目の脳卒中を発症して6年です。最初は左半身麻痺で、ベッドにベッタリでした。それが今はどうにか杖で歩けます。また車椅子で海外旅行も行っています。車椅子で海外旅行に行った所は、カナダです。韓国には二回です。

リハビリはすぐに元の体に戻りません。気長に、決して諦めず続けることです。人の性格はいろいろありますが、自分が脳卒中になった事を後悔したり、下向きになったり、後ろ向きになったりすると、元気が出ません。ですから私はいつも明るく楽しく、希望を持って生きるように心がけています。また、自分が他の人から学んだ事をスマホに書いて、ブログなどに残しています。

私は脳卒中になって始めたことがあります。それは入院中感じた事をブログに書きはじめ、それを電子書籍にしました。「79歳の産婆が脳卒中リハビリを楽しく乗り越える方法」をKindleから出版しました。これは私が脳卒中リハビリ病院でのことを書きました。今では諸々のことをブログに書いています。「助産師朝比奈順子のドキメンタリー」です。

Kさん、いろいろ書いてしまいました。それは私が脳卒中患者として少し前を歩いているので、ちょっと老婆心として書いたようなものです。またあなたも、気づいたらいろいろ教えてくださいね。また必ずお会いしましょう。

これからが楽しい人生が待っています。

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  • 皆様こんにちは、朝比奈順子です。早いもので、私は二回目の脳卒中を発症してもう6年になります。
    今のところ、やっと杖を使って歩行しておりますが、まだまだ杖なしでは歩行できておりません。左半身もまだうまく活用できておりません。

    デイケアに通い、歩行練習などの訓練をしております。脳卒中のリハビリはすぐには回復しません。ゆっくりでも、決してあきらめずリハビリを続けることが大切だと思っております。

    時々お話を書いたりしています。また、妊婦さん達と楽しく過ごしております。

    皆様に何か相談したいことがありましたら、なんでも結構ですのでメールください。2026年3月

    朝比奈助産婦
    josanpu☆gmail.com (←☆を@にかえてください)

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