自然なお産をするという事

公開日: : 最終更新日:2021/05/02 日々のこと, 自然なお産

4月5日女の赤ちゃんが生まれました。おめでとう。
彼女は30代後半の高学歴の方です。実は、彼女のお母さんは私の友人で近所に住んでおり、長年 助産院での経験をお話ししていました。それが娘さんが結婚し、妊娠して、助産院での出産を選び私のところにいらっしゃいました。
私ははじめ 正直言ってビックリしたのです。最近、東京では多くの若い女性が陣痛を和らげる無痛分娩がトレンドだと聞いていたので、まさか 彼女の娘さんが私共でお産とは?と嬉しく感じました。

最初にその親子にお会いした時、本当に自然なお産をしたいのか?そうして、ここは何にも医療機械はないし薬も使いません。ただ大切なのは 自分が赤ちゃんを産むと言う事なので、しっかりと自分の体を妊娠中でもウオーキングや山登りをやりながら鍛えることが大切。それも、本当はご主人とともに 頑張ると良いのですが、ご主人は時間がないようなので、実家に1ヶ月前くらいには帰って頑張られるか?と結構厳しくお話ししました。
私は、妊娠後期にメールをし、どんな生活をしているのか聞きました。すると「ぱくぱく、ゴロゴロ」した生活をしていると返事が返ってきました。わたくしは、即そのような生活でしたらここではお産は無理でしょう。とはっきり言って、毎日 近くを散歩するか、あなたの家は3階なのでその階段の登り下りでもとっても良い運動になるでしょう。「この半身不随の私だって、今日から太郎坊の登るとだから、あなたは赤ちゃんのために頑張りましょう」と喝を入れました。
そうして、お産の1ヶ月前くらいは実家に帰って、実母といっしょに太郎坊に登ってくださいとお願いしました。私の助言通りに、お母さんと一緒に太郎坊に行かれました。お産まで20回以上登ったようでした。実は私も半身不随になりリハビリのつもりで太郎坊に登ったのは、彼女に喝を入れた時が最初でした。それから私の太郎坊登りは日常化しており、もう20回以上登ってきます。

彼女はお産は初めてなのに、助産院に来てなんと2時間で生まれました。やっぱり体の訓練をした甲斐があったと思います。彼女の前の方は、三日三晩かかった方もおりましたが、彼女の陣痛は強かったので、早かったと思います。
それでは、どうしたら陣痛を強くさせることができるか?それにはまず骨格筋を強くさせることだと思います。骨格筋と内臓の子宮筋とは関係があるそうで、しっかり運動をし骨格筋を鍛える事で 陣痛を強く保つ事ができると思います。

ただこの方は、あまりの陣痛の痛みにセルフコントロールを忘れ大きな声を出したようです。
「大声」を出すことは、恥ずかしいことではありません、訓練によれば陣痛を緩和させる、呼吸法があります。その訓練は陣痛を波と解釈して、その波をどう乗り越えるか、呼吸法をして乗り越える事ができます。わたくしは40歳で出産した時、呼吸に集中しリラックス法をした
結果、陣痛が痛いと感じる事がありませんでした。この方法を妊婦に指導することは助産師の仕事ですが、私は担当の助産婦に任したので、呼吸法についてあまりチェックしなかったのが申し訳なかったです。

つまり妊婦は体の訓練、呼吸法リラックス法の訓練をすると、不安なく痛みなくお産が出来ます。
女性が陣痛が痛い、お産が怖いと思う様になったのは、身近にしっかりとお産のことを教えてくれる助産婦がいなくなったからでしょう。大変残念に思います。
しかし呼吸法リラックス法は繰り返し繰り返し訓練し、体に教え込んで体得するのが大切なのです。つまり車の練習の様に何回も何回も練習することにより、体得出来るのです。

薬を使って、もし妊婦が無痛になった場合、お腹の赤ちゃんにも多少影響がある事が多いです。赤ちゃんも、時によって薬もで酔っ払った様な状態になって産まれる赤ちゃんも、若い頃 麻酔分娩時であった経験もありました。
私は、長い間いろいろ分娩方法を見てきました。
そうして今考えるに、やっぱり女性は自然にお産をする事が一番良いと思います。お産は病気ではないのです。種族保存の生理的な事です。自然にお産する力を女性は持っております。
人類が面々と繋がってゆくのに、もし無痛分娩が多くなるとなれば、これからの未来にどんな事が想像できるでしょうか?私は、それを考えると不安になります。
お産はその女性にとり、人生で一番のチャレンジの時、多くのことを学ぶ機会になるでしょう。

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  • 現在、朝比奈は左半身が不自由なので直接お産には関われません。夫が緑町診療所の1床で自然分娩をやっています。ここでは若い助産婦がお産をやっています。妊婦健診時には、朝比奈も若い助産婦と一緒に お話をさせてもらっています。実は半身不随になり、一度はお仕事を断念しようと思いました。おかげさまで生かされたので「まだ私のやらなくてはならないことがあるのでは」と思いなおしました。今のところ言葉には何の支障もありません。お仕事を少しでも違う形で続けられれば嬉しいと思っております。

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