信念

自然に産むこと

滋賀県東近江市にて 助産婦をしております。
自宅出産・助産院での自然な出産を 主にがんばってきました。
現在は、早くも70歳代になりました。

その間、私は北米(米国、カナダ)ヨーロッパ等いろいろ海外に旅行し、
その国の母子保健情報を学んできました。

最近 2013年10月にはドイツのベルリンに行き、
母子保健の施策が素晴らしいのに感動しました。

日本では少子化を憂い、
国としてどのように対処して良いか分からない状況です。
もちろん少子化は大きな問題です。
私はもっと妊娠、出産、産後、子育てに
十分な社会保障が必要だと感じております。
ドイツでは妊娠健診の費用、出産費用は無料です。
その上、産後の助産婦もケアは2ヶ月まで無料で行われています。

日本は今まで北米特に米国をモデルに
医療制度を考えていたようですが、
もっと多くの先進国の福祉を参考に
妊娠・出産・子育ての施策を学び取り入れるべきかと思います。

多くの福祉国家では産む時、死ぬ時はお金は必要ないのです。
この原則は非常に大切ではないでしょうか。

今私どもに出来る事は何か、それはもう行政に頼らず、女性達で
出産後の母親や子育てのサポートシステムを作ることかと思います。
それは、現役子育て中の母親や 子育てを経験した女性が 産後の家事サポートを、
そして、助産婦が 出産後の子育て相談などを…というシステムです。

日本は長い間、出産後の母親へのケアが手薄でした。

より良い出産はより良い子育てにつながります。
出産後のケアサポートをし 子育てを楽しく、
また子どもを沢山出産できる世の中になることを希望したいです。

どうかよろしくお願いいたします。

 

女性が幸せと感じるお産

お産はその女性にとって一生に数回しか経験しない素晴らしい体験です。
そのお産を幸せだった、と感じる人がどのくらいいるでしょうか。
多くは病院の流れ作業で産まれたお産はどう感じるでしょうか。

私は50年前からお産に関わっております。昭和40年(1965年)代になります。
その当時は社会は高度成長まっただ中、
出産する母やの心を考えるもなく、
何しろ早く出産するのが優先だったと思います。
そこには母親のお産が幸せだったとか感じる事が少なかったと思います。

今やっと女性も自分の身体を真剣に考え、
女性として自然に出産が出来るのだと考える人も多くなりました。

そうです。
私は長い間病院勤務助産婦でした。
そうしてそこではあまり出産する母親の心を考えておりませんでした。
それは私に余裕が無かったからです。
しかし、私自身40歳で畳の上で自然なお産を体験した時、
どんなに感動した事か、
そうして多くの事を学びました。
まったく目から鱗のお産でした。

ゆっくり、その妊婦に合わせた自然なお産が出来る事を
そこで本当に感じる事が出来たのです。
これこそ昔から日本で面々と産婆によって行われて来たお産なのです。

私はその時、どうして先輩助産婦(産婆)は大声で
「女性は自然に出産出来る力を持っているのですよ」
(それは自分の身体作りをしての事ですが)と、
言って来なかったのかと本当に思いました。

私は今私の信条として皆様に言いたいです。

「どなたでも、少し勇気があれば自然なお産にチャレンジできます。
そうしてそのお産から多くの人生を学ぶ事が出来るでしょう」

多くの女性に自然な出産、子育ての支援が出来ればと願っております。


公開日:
最終更新日:2020/03/22

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  • 現在、朝比奈は左半身が不自由なので直接お産には関われません。夫が緑町診療所の1床で自然分娩をやっています。ここでは若い助産婦がお産をやっています。妊婦健診時には、朝比奈も若い助産婦と一緒に お話をさせてもらっています。実は半身不随になり、一度はお仕事を断念しようと思いました。おかげさまで生かされたので「まだ私のやらなくてはならないことがあるのでは」と思いなおしました。今のところ言葉には何の支障もありません。お仕事を少しでも違う形で続けられれば嬉しいと思っております。

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