気丈な高齢の方

公開日: : 日々のこと

私は週に4日間デイケアに行っており、3日間は午前中のデイケアです。また他のデイケアは1日中で朝9時から、夕方5時30分に帰宅する1日のデイケアです。これはお風呂に入ったり、お昼を食べたり、します。その他の時間は集団で体操したり、並行棒を使って歩行訓練です。
今日は午前中のデイケアの日です。私は電動バイクを漕ぎながら、隣で筋トレマシンを使っている高齢の女性のNさんに話かけました。「Nさんお元気?ごめんちよっと、あなたは88歳だったかしら?」と単刀直入に聞いたのです。すると、彼女は顔を歪めて「あなた、何回私の歳を聞くの。私は85歳。あなたはあんまり同じことを聞くと、認知症の始まりかもしれないよ。」ときつい言葉が返ってきました。私はびっくりして、そういえば、私も気をつけなければ、と思いました。彼女の言っていることは大切なことだと思いました。私はデイケアのスタッフの方の名前をできるだけ覚えるようにしています。この度新人のデイケアのスタッフの方の名前を私は一回で覚えました。そうしてNさんにあのスタッフの方の名前を知っている?と新人のスタッフの方を指挿しました。Nさんは即座に答えるのです。凄い、やっぱり他人に認知症に気をつけよと言うだけあり、彼女は新人スタッフの名前を即座に答えるのです。私はびっくりしました。彼女は85歳です。高齢だけでなく持病を持っています。それがパーキンソン病です。数ヶ月前と比べると、大変元気でマシンのリハビリをやっているのです。また杖をつきながら部屋を歩く姿を見るとずいぶん上手になってきたことが明らかに見えます。彼女は実は耳が遠いので、今までお話ができませんでした。それは彼女の座ってるテーブルと私のテーブルと離れていたのでお話をする機会があまりなかったのです。しかし今日はすぐ近くで筋トレをしているので、そんなに大きな声をしなくても、彼女とお話ができるのです。パーキンソンでも、しっかりリハビリをすると、目覚ましくしっかりと歩けるようになるのだなぁーと感心しました。私も、脳卒中になり、4.5年になりますが、デイケアの他に自宅で足踏みしたり、爪先立ちもしたり、日々余念がありません。多くの脳卒中の人に、医師や、理学療法士はリハビリしても効果があまりないと言っている人が多いようですが、私は今81歳ですが決して諦める気はありません。そうして、コツコツ足踏みしたりステップを踏んだり、楽しく前向きに練習しています。私はNさんとお話しして。少し私と共通点があるなぁーと思ったのです。彼女も大変前向きで、家の庭に平行棒を置き自主トレを家で頑張っていると言っていました。そうして、「私は決めたことは必ずやる」と強い意志があると言っていました。そうして53歳の時に富士山に登ったことを自慢していました。私は残念ながら富士山には行けないけど、私も、結構意思を強く持つ方かもしれないと意気投合してお話が弾みました。つまり大病を得てもそれを受け入れ、楽しく自分でリハビリを続ける今をコツコツ訓練することのみです。すると楽しくなるのです。私は初めて「認知症になるよ」としっかり言われたのは初めてです。そうして、深いお話ができたのも今日はとっても楽しかったです。

朝日新聞に掲載 お産子の家

2025年10月24日金曜日朝日新聞全国版に「妊産婦が頼る8人の共同

50年ぶりの助産師学生

2025年10月9日今日は私が50年前に教えた助産師学校の卒業生8名

アメリカのKさんから

アメリカケンタッキー州のKさんから、お便りをいただきました。

産婆の講演会で感動の涙

私は82歳産婆(開業助産師)です。二回目の脳卒中を発症して、5年にな

終活として講演会を開催

終活として「女性に幸せなお産を」の講演会を行いました。 私は8

  • 現在、朝比奈は左半身が不自由なので直接お産には関われません。夫が緑町診療所の1床で自然分娩をやっています。ここでは若い助産婦がお産をやっています。妊婦健診時には、朝比奈も若い助産婦と一緒に お話をさせてもらっています。実は半身不随になり、一度はお仕事を断念しようと思いました。おかげさまで生かされたので「まだ私のやらなくてはならないことがあるのでは」と思いなおしました。今のところ言葉には何の支障もありません。お仕事を少しでも違う形で続けられれば嬉しいと思っております。

PAGE TOP ↑