産婆冥利

公開日: : 日々のこと

 19年前に出産した母親3人にお会いしました。Kさんはお子さんが3人、Oさんは2人、そうしてSさんはお子さんが1人の40代後半から50代の年齢のお母さんです。その方々には本当に長い間お会いしておらず15年ぶりぐらいにお会いする方もおります。Kさんからそろそろ私と会いたいとメールがきました。そうです、皆さんのお子さんがそれぞれ大学や専門学校に入学し、少し母親として心の余裕がうまれたのかも知れません。私はすぐにメールで「いつか会うでなく、思い立ったら吉日です。即いつにするか決断しましょう。私は木曜日が空いています」とすぐに返事を書きました。Oさんのお勤めのお休みが水曜日の様です。彼女たちは水曜日が都合が良い様です。私は水曜日はデイケアの日です。しかしお昼までなので、その後彼女らとお昼を一緒にできそうなので、即私は水曜日で大丈夫と返事を書き、お会いする日が決定しました。ちょっと私のゴリ押しだったかしら?と思うかも知れませんが、私はいつもこんな感じで即決断をして即行動です。何かする時「いつかしようと漠然と考えていると結局チャンスを逃して、あーあの人に会えなったと後で後悔することになります。いつか会いたいと思っていても、決断をしないとなかなか物事は進みません。
 私はもう80歳です。先のことはいつどうなるか分かりません。ですから、即決断即行動は座右の銘です。そんなわけで、彼女らとお会いすることになりました。私がデイケアから帰り、即車に乗せて頂き近くの大型スーパーの一階のフードコートまで行きました。そこでは自分の好きなランチに好きな野菜を選びそれでフードコートで食べるのです。お昼時なの結構人がたくさんおりました。しかし、どうにか場所もあり3人で楽しく昔のお産の体験談を思い出しながら聞くことができました。また人生を歩みながら、夫を失った方や、また自分の大きな病になった事などのお話を伺うことができました。人生いろいろ、みんなどんな困難な事があっても強くしっかりと生きている様子を見て、本当に嬉しくありがたく思いました。そうです。この3人は自分で自然なお産を決断して、その大変なお産を自分で乗り越えたのです。それは彼女らの自信になったのだと確信します。お産の当時の思い出話に花が咲きました。互いに共通した経験から、生きる強さを学んだのだと思います。お食事しながらのお話は本当に時間が経つのが早かったです。
 今日の本題はここのアピアの4階にある子育てカフェに、彼女ら3人を紹介方々伺う事なのです。いよいよ約束の時間になりましたので、エレベーターで4階のカフェまで行くため、私の車椅子を押してくれました。4階のカフェでもやはり私のところでお産をしたお母達が子育て支援をしながら、多様な年齢の人々とのつながりを持ってカフェを開いています。新しい感覚の子育て支援だと思います。 同じく私の助産院で出産した後輩の女性たちの活動を見学しながら、私はホットチョコを飲みました。また楽しくお話が弾みました。そうして、このカフェのボスと知り合う機会ができましたし、是非これからの先輩母親も人生を楽しく充実して、できれば社会貢献できる様なお仕事をしていければよいなぁーと私が1人考えました。つまりお産はは命のつながりのお仕事です。それは新しい家族のつながりでもありますが、人と人のつながりの仕事だと思います。ですから同じ体験をした女たちが少しでも色々なつながりや協力をしていけたら、もっとより良い輪が広がるのではないかと思います。
 今日のお食事会は何10年ぶりにお話ができて本当にありがたかったです。そうして、私もみんなが元気に生きている姿に触れられて嬉しかったです。また是非お会いしましょう。これも産婆冥利につきますね。本当にありがとうございました。

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  • 現在、朝比奈は左半身が不自由なので直接お産には関われません。夫が緑町診療所の1床で自然分娩をやっています。ここでは若い助産婦がお産をやっています。妊婦健診時には、朝比奈も若い助産婦と一緒に お話をさせてもらっています。実は半身不随になり、一度はお仕事を断念しようと思いました。おかげさまで生かされたので「まだ私のやらなくてはならないことがあるのでは」と思いなおしました。今のところ言葉には何の支障もありません。お仕事を少しでも違う形で続けられれば嬉しいと思っております。

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