第8話 父のルーツ訪問
公開日: : 日々のこと
韓国慶尚南道陜川郡は、父の実家です。
私達一行は、海印寺(ヘインサ)の観光が終わり、次は蜜陽(ミルヤン)へと車は走り出しました。
私は母の実家も訪ねることができ、今度は父の実家に行きたいと、自然に心から思えてきたのです。
もし、父の実家に行かねば、私は一生後悔するだろう、そんな思いがだんだんと強くなってきました。
そうして私は、前の座席に座っているRさんに、
「あのー、ここから父の実家は遠いですか?」
と問いかけました。
するとRさんは、
「ちょっと待ってください。そんなに遠くないと思いますよ」
と言って車を止め、面役場からいただいた戸籍謄本を開きました。
そして、父の親戚が住んでいるであろう住所を、車のナビに書き入れました。
夫は、なんとなくみんなに迷惑をかけている私に、
「そんなこと言って」
と、私に苦情を言っています。
しかし私は、この機会を逃したら一生後悔するだろうと思い、Rさんに声をかけたのです。
するとRさんは、
「ちょうど良い所で声をかけてくれました」
と言いながら、さっそくナビに打ち込んだ住所を目がけて、車を走らせてくれました。
こうして私達は、父の実家へと向かうことになりました。
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