太郎坊で号泣

公開日: : 日々のこと

今日も爽やかなお天気で夫と一緒に太郎坊登りです。最初の数段を登るのに軽々しく登り始めました。彼はなかなか上手くなったなあーと、褒め言葉、私は自分では左の足と手があんまりご機嫌が良くないので、彼の誉め言葉を聞きながら沈黙していました。左手で手すりを捕まえて、一段一段階段を登っていくのですが、丁度階段を100段くらいまで登った頃から、左手がうまく効かなくなり、手すりを掴むことができなくなり、ぱらり、ぱらりとてすりからはずれ、大変危険です。また、左足も重くなかなか上の階段まで上がりません。私は上の階段と、下の階段を見ました。さて、今日は急に、体が弱って登るか、下がるか考えてしまいました。つい夫に「もう登れないわ」と否定的な言葉を言ってしまいました。そうかと言って下に降りることも難しいです。私は自分の手に「大丈夫だよ、もう少し頑張ろうね」と、励ましながら一段一段と丁寧に登り始めました。そうして、よくできると「そうそう、上手、上手」とまるで自分の赤ちゃんのように褒めながら上りました。そうしてやっと、中腹のベンチのところまで来ました。ほんとうにがんばりました。

私はどういゆうわけか、何となく悲しくなり号泣してしまったのです。丁度周りには誰も、階段を登っている人がいないので、大きな声をあげることができたのです。「ごめんなさい、お父さんこんなに迷惑ばかりかけて」と泣けてきたのです。私は自分でも、びっくりするくらい驚きました。あんまり夫の前で泣くこともなかったのですが、どうしてでしょうか?自分で考えてみました。そうすると心当たりがしました。

1つは、娘が東京に帰ったのです。彼女が私達と離れた事は自分ではそんなに寂しく無かったようでしたが、やっぱり何処かでその気持ちがあったのでしょう。
もう1つは、長年借りていた別宅の庭が駐車場建設の為工事をしていることが気になっていたのかもしれません。その家は今は他の方が借りているので、もちろんその方の自由ですが、もう少し早く知っていたなら今迄あった木々の為「ちょっと待って」と言えたかもしれないのにと、なんとなく後悔があったのでしょう。

人間の心は本当に不思議ですね。いつも、なんなく登っていた階段が登れなくなってしまうのですね。
心がいつも平穏であることが大事なのですね。でも今日は涙を出したので、もしかすると、スッキリしたかも知れません。
もう大丈夫。
明日も早朝から太郎坊を登りましょう。
山あり谷ありですね。
生きる事は。

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