同じ誕生日

公開日: : 日々のこと

少しリハビリで歩く時間が増え 体力的に大変で時間がなく、ちょっとブログを書く時間がなく 少しお休みしました。

考えてみましたら、昨年の5月の事を思い出しました。丁度1年前の事です。
私は、1人で米国ケンタッキー州にいました。
私の助産院で2人お産したkさんのお宅を訪ねました。彼女のご主人は米国人で、数年前米国に帰国したのです。
そして、3人目を妊娠し、今回は米国で自宅出産を計画したのです。私は、ちょうど5月にはお産の予定もなく時間が出来ましたので、米国で彼女のお産にに立ち会いたく、希望してたのす。そして、彼女の自宅にホームステイさせて頂けることになり、1人ケンタッキーへ向かいました。
彼女の第1子の出産の時は予定日を1週間遅れました。その上、高位破水をして、4日間がたったのですが陣痛が来ないのです。

私共では破水した時は決して、助産師は内診はしません。
1)妊婦さんの体温、2)児心音、3)羊水の色が混濁しているかどうかチェックするのが大切です。
この3点について異常があつた場合は病院受診を勧めます。また病院によっては、破水したら、すぐに抗生物質の注射や、促進剤をして、早く陣痛を促進させる所が多いと思います。また、破水のガイドラインがあり、助産院では殆どが自然の陣痛を待つことがないかもしれません。
私は、先輩の開業助産婦に高位破水について伺ったところ、90歳の産婆さんは、高位破水は 偽の破水なので自分は1ヶ月待ったことがあると、経験談を話してくれました。

いよいよ私の飛行機の日が近づいてきます。一度帰国する日を延期しましたが、5月18日に決めました。
私は「彼女のお産はもしかして私がいなくなったら生まれるかも」と推測しました。つまり、自宅に誰かいることは彼女にとって、非常にストレスになっているだろう。私が帰国したら、直ぐ陣痛が来るかもと思い、彼女に「私がいなくなったらもしかして、直ぐ生まれるかもしれないから、その時はすぐ助産婦を呼んだら良い」と伝えて、彼女の家を離れました。するとどうでしょう、私が飛行場で飛行機を待っていたら、ご主人から、出産の動画が送られてきたのです。それが私の誕生日の5月18日です。

あかちゃんの名前はテラちゃんです。
とっても良い勉強になりました。自宅で水中分娩でした。本当に長い滞在ありがとうございました。
一生の思い出となるでしょう。

皆さんの御多幸をお祈りします。

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