覚悟

公開日: : 日々のこと

ここの病院では、脳出血の患者は150日で退院しなくてはならないそうです。
私の目標は、歩いて、帰るという目標です。
ところが、20代前半の優しくて正直な作業療法士が「ちょっと、お話があるのですが」と、私に話しかけてくれました。私は何の話かと彼女のお話しに耳を傾けました。
すると「こんな話をして良いのかどうか迷ったがあえて言う」というのです。
「あなたは、歩いて、かえりたいと言っているが、もしかしたら無理かも」と言うのです。まだ2ヶ月先の事です。
私はびっくりしました。何事も理想を高く持ってチャレンジするところに、何かを得ることができるのではないかと思います。

そういえば私は長い間、自然分娩に携わってきました。お産は自然なことです。自分でお産するのです。それには自分が努力して、チャレンジするのです。自然出産した受諾した妊婦さんと共に、一緒に散歩や山登りをしたりして助産婦は伴走します。それにより、妊婦は自分が目指した自然分娩をする事が出来ます。
助産婦は決して「あなたは無理です」とは言いません。その妊婦は、自分のお産に覚悟を決めているのですから。見守りサポートする事が大切です。すると本当にミラクル分娩になるのです。私は、今までたくさんのミラクル分娩を経験してきました。
それは、妊婦も助産婦も覚悟を持っていたからかも知れません。

さて、私は自分が理想に向けて日々努力するのみです。そうして、ミラクルを目指したいです。

今日は大変うれしい事がありました。実はリハビリ室の前の廊下を杖をついて歩く事が出来たのです。100mくらいあるかと思います。だいたい歩けるようになった人は、その廊下にチャレンジするので、私もいつか、その廊下にチャレンジしたかったのです。

日々ゆっくりゆっくり、歩けるようになる神秘をうれしく思います。

>>助産師 朝比奈ドキュメンタリー01から読む

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  • 現在、朝比奈は左半身が不自由なので直接お産には関われません。夫が緑町診療所の1床で自然分娩をやっています。ここでは若い助産婦がお産をやっています。妊婦健診時には、朝比奈も若い助産婦と一緒に お話をさせてもらっています。実は半身不随になり、一度はお仕事を断念しようと思いました。おかげさまで生かされたので「まだ私のやらなくてはならないことがあるのでは」と思いなおしました。今のところ言葉には何の支障もありません。お仕事を少しでも違う形で続けられれば嬉しいと思っております。

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