退院して1ヶ月が過ぎました
公開日: : 日々のこと
リハビリ病院から期待の家に帰って来ましたが、楽しいことばかりではありません。家には段差もたくさんあり、まず家から外へ出るだけでも本当に神経を使います。障害を持っている人が自宅に帰るのですから、あらかじめリハビリの作業療法士や理学療法士から、介護用品のアドバイスをいただいていたのですが、残念ながら、夫の理解も得られず何ひとつ介護用品を借りることなく退院してきました。幸い、自宅は輸入建築だったので室内はバリアフリーでありがたいのですが、家の前の入り口は段差があり1人では出入りは無理なくらいです。それでも私は、リハビリだと思って週3回の通所リハビリのため外出しています。
次に大変なのは、夜の排尿です。病気になってから、頻尿になり夜間多い時には4〜5回トイレに行きます。それが私としてもちょっと大変です。実は夜間2回ほどトイレへ行く時こけてしまいました。私は介護ベッドも借りず、ただ家にあるソファベッドを使っていたのです。
最初はベッドから起き上がる事も難しかったですが、この頃はどうにか工夫しながら起き上がることもできるようになりました。
先ほど夜間2回ほどトイレに行くときこけ、頭にタンコブをつくったり、左の横腹を打撲したりして、今こそ介護用品を使う必要があるのではと感じています。それにしても、なぜこけるのか。トイレに行こうと思った時、自分の体がはっきり起きていなかったからだと思います。まず介護用品を使おうが何するにしても、しっかり体を覚醒させてから行動しなかったらこけることもあるかもと思ったのです。
「人間はもっと、もっと、苦労せねば」という誰からからの言葉を思い出しました。退院して、約1ヶ月。少し慣れてきたら怪我をする人が多いと聞いています。真剣さと緊張感を持ち日々を過ごさねば、生と死は紙一重であると実感します。しっかり覚醒していれば、トイレ歩行は簡単なのです。自己のチャレンジは、怪我をしないことが一番のリハビリだと思います。やはり、生きるのは大変ですね、覚悟ですね。