年老いた産婆より

公開日: : 日々のこと, 自然なお産

まず私の近況
今週は木曜日、土曜日、日曜日と3回ほど太郎坊に行けました。お天気はまあまあ、大変気持ち良く、山登りもそんなに大変でなく、手も足もどうにかしっかりしていて、いつも通り山に登れました。感謝、感謝です。しかし私はそれなりに訓練をして来ていますが、まだまだ外歩きの時は杖を持っていても、ふらりとして時には危険な時があります。つまりはっきり言って、麻痺の身体は決して油断できないのです。赤ちゃんは無心に寝返りを何回も何回もしできる様になり、だんだんはいはいも何回も何回もして、いつの間にか歩ける様になるのです。本当に素晴らしいです。大人はこんなにも頑張っているのにと、我が出るのです。やはり無ですね。なかなかこれが難しい。

お産も同じです。
今日ある妊婦ご夫婦が私のところにいらっしゃいました。妊娠35週で初産の方です。私は現在、お産の介助はできないのです。でも「お話をしたい」とおっしゃって来たのです。
私は妊婦さんとのお話は大好きです。彼女は他の助産師さんの担当なのですが、今逆子になり、なんとなく私とお話ししたくなったそうで、いらっしゃったのです。
実は彼女は妊娠初期から自然出産を臨んで、共同助産所にいらっしゃったのですが、もし何かあったらというのが頭をもたげ、不安になり決断が決らず、結局知り合いの助産師と共に、病院のオープンシステムの形で出産することになったのです。ところが、その赤ちゃんが逆子になったのです。そうしてまた、また、もしかして それ以上の不安が来たのです。そうして私の所にいらっしゃったのです。

私は開口一番、「あなたはどんなお話聞きにここへ来られたのですか?」と聞きました。彼女は「赤ちゃんが逆子で、なかなか頭位にならないので不安なのだ」と言うことからお話しが始まりました。私は「あなたはお産を病気として捉えていますか?それとも生理と捉えていますか?
私から見ますと、どうしても、お産は危険、病理として捉えることを頭に教育の中で刷り込まれてしまっているのではないかと思いますが?」と単刀直入に聞きました。

私はお産は病気ではありません、動物が種族保存の為に子供を作るのと同じです。なかなか頭に刷り込まれた考えを取るのには大変だと思います。私自身若い時に病院のお産しか知らなかったので、自然とか、自宅出産とか怖くて、全然理解ができなかったです。しかしそれを変えたのが私が40歳で自然出産を体験できてからだと思います。まだまだ医療の分野では40歳以上になると、ハイリスクだ、ハイリスクだと、妊婦を怖がらせるのが日常です。私はお陰様で予定日20日遅れましたが無事に生まれました。それも会陰の傷もなく、私が病院出産する時、ほとんどが会陰部を医師が切開していたので、まるで自然のお産は切開しなくて出産するのです。いや自然にするのでなく、体の筋肉を柔軟にする様トレーニングが必要になるわけです。ま、体験が目から鱗です。

私はまだお産を自然であると言うことを理解していない人に、今彼女の考えを変えることは大変なことであると感じました。つまりこれは、大脳で考えるのでは無く、感じることが大切なのです。私は長い間、お産に関わって来て、どんな女性がお産が下手?かといえばどちらかと言うと、今まで、高学歴で、男社会で大脳を使い、感覚や感情を押し殺してきた方々の様です。いや私か言うのが全てではないです。ただ経験上です。ですから、もしその様な方がいらっしゃったら「バカになって」と言います。しかしバカになるには難しいのです。そんな時、自分の身体を訓練する事が良い方法かと思うのです。毎日2時間以上歩いたり山を登ったり、身体を鍛えることがやっぱり一番かもしれません。
そうして最後に矢張り、自分で産む、赤ちゃんと一緒に産む覚悟です。
そういえば私はお産の時、白いネグリジェを着てお産に臨みました。もし何かあった時のためにと。

それから、彼女に、今あなたが逆子になったのは、もしかしてありがたい事なのかもと思えませんか?
何故、今この大変と思うことを、どう乗り超えるか?課題を頂いたと考えへればまた素敵ですよね。
つまりどんなことでも、ポジティブ考えられる事が人生に必要ですから。素晴らしいと思える自分を作る事が大切かも。と言いながら、私も、覚悟をしながら、また、山登りに励んでいます。
「お産は楽しい事です。日々感謝と笑顔を作り今の時間を楽しんでください、そうして、自分は大丈夫、できるとしっかり思って日々祈る気持ちを持ちましょう。

産み様は生き様です。頭を空っぽにして、まるで修行ですね。

さあー頑張ろ、努力は嘘つかない。人事を尽くして天命を待ちましょう。
またいらっしゃってください。
そういえば、私は逆子の赤ちゃんが何人か下から生まれた方を見ています。

お祈りしています。

年老いた産婆より。

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  • 現在、朝比奈は左半身が不自由なので直接お産には関われません。夫が緑町診療所の1床で自然分娩をやっています。ここでは若い助産婦がお産をやっています。妊婦健診時には、朝比奈も若い助産婦と一緒に お話をさせてもらっています。実は半身不随になり、一度はお仕事を断念しようと思いました。おかげさまで生かされたので「まだ私のやらなくてはならないことがあるのでは」と思いなおしました。今のところ言葉には何の支障もありません。お仕事を少しでも違う形で続けられれば嬉しいと思っております。

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