シニアの人生スクール
公開日: : 日々のこと
デイケアにお世話になり11月で1年になります。11月の下旬に近くのお寺に紅葉狩りにデイケアの職員が私達デイケアの利用者を連れて行ってくださいました。丁度1年前同じように紅葉狩りに行った時は、車から外に出て杖をついて、おぼつかない歩き方でしたが、今年は、私の体は、杖つきながら、安定しており、杖なしでも、少しくらいだったら、外歩きができるなぁーと、実感です。今年自分の、歩行能力の進歩を、自分で実感できたのは、私にとり、大変進歩だと思います。
私にとって、デイケアはからだの筋トレの場でもありますが、その上、いろいろ利用者さんと、日々の悩みや、人生を歩んできて色々感じたこと、家族の愚痴等々不思議に筋トレマシンを使いながら、自然と、口からは出てくるのです。
私の場合は、脳卒中になり、夫との関係が随分良くなったこと、私が健常の時は、あまりにも、仕事人間で忙しくしていたので、心の余裕もなく夫との間では、結構、小さなことで、諍いが絶えなかったのですが、私がこの病気になり、夫に全面的に頼らなくてはならないようになって、日々夫に感謝の気持ちを持つようになったら、殆ど夫婦の間でイサカイが無く、夫も、穏和になっているのを感謝している最近です。
私は週4回の筋トレデイケアで筋肉のトレーニングのみならず、利用者さんと、いろいろな心情を吐露出来ているので、デイケアを楽しく過ごしているのです。もし、このようなデイケアがなかったら、自宅でグータラな生活をし、ただ甘えで無駄な時間を過ごしているかもしれません。
ある80代の方は家で娘が自分の財布を全部取り上げ、自分のお金がないとこぼしておりました。そうです、このように色々悩みを話していると、結構同じような場面の家族関係がわかります。息子が私の財布を取り上げて、しまったので、今まで友達と美味しいところに食事に行っていたのができないとか、苦情を言っていた方もあります。家族が高齢になると、娘や息子は、親が認知になったなら、早く通帳や、キャッシュカードを取り上げてしまう方が多い様です。そうすると、やはり高齢の親は楽しみが無くなり、ささやかな希望がなくなるのではないでしょうか?
少し高齢になった親をどう見守るか介護する子供達も学ぶ場があると、互いに人間関係が上手くできるのではないでしょうか?
やはり歳をとると「見ざる、聞かざる、話さざる」に徹しなくても、そんな考えもあるかもねと、学んだ日もありました。
今こんなに高齢者がおり、介護する人、される人がたくさんできている現状で、私はデイケアが、あるときには介護される人の人生のスクールになって行くことが大切かなぁーと、思うのです。
そうして、介護する人たちは、精神的に、苦しくて、他に発散できない人多いかもしれません。その様な人たちへのサポートとして、行政が月に数回でも、介護者との交流会を持って、学びの機会を設けると、子どもが高齢者に対しての虐待は少なくなるのではないでしょうか?
いや、手っ取り早いのは、同じ介護施設で利用している家族との交流会などはどうでしょうか?
高齢者に対して、どう対応したら良いか、介護している方々へのサポートが早急に急がれると思いますが、
やはり、人間死ぬまで互いに楽しく生きたいですよね。
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