本当の医学って?
公開日: : 日々のこと
友人が下のYouTubeを教えてくれました。
もし私のブログを愛読してくださっている方、時間は1時間以上切りますが、ご覧いただけると、嬉しいのですが。
これは癌になった医師がいろいろ終末期の医療に対してお話ししているのです。インタビューをしている方も20代で癌になった記者さんです。
私の周りにも、結構癌になって闘病生活している方がおります。そうです、私達は生き物ですから、いつか何か病になることがあります。その時もしもの時最期をどう生きたいか?それは誰でも持っておく必要があるのではないでしょうか?
実は私の弟が57歳で他界しました。最期は家でおくったのです。私はその弟の為、彼の自宅に3日ほど泊まり彼の足手をオイルマッサージしながらも時間を過ごしました。そうして彼と、お話をしたのを覚えています。彼は7人兄弟の中でも一番賢かったのです。しかしいつも病弱で、母が一番気を使っていたのです。そうして、彼の弟より一個卵を多くあげていたりしているのを私は姉ながら見ていました。母は一番彼を可愛がっていたのです。終戦時に生まれた彼は栄養失調で生死を彷徨ったとも聞いたりしていました。
本当に母から一目置かれていたのです。
彼は私が足オイルマッサージしている時ポツポツと自分の心情を訴えるのです。「あのー今自分が母の所に行ったら怒られるのじゃないかな?」と。私は言ったのです。「そうかもね、でもいつかは母の所へ行くのよ、それがすこし早いか遅かの違いだと思うけど」と私は自然とそんな言葉が出ました。彼は内心あの世に行く不安があったのでしょう。私は滋賀から栃木の彼の家に行けたこと、そして、彼の心の中の話をできたことを今でも姉として嬉しく思います。
なかなか家族として、これから先、逝こうとする人に何を言えるか難しいです。
出来ればゆっくりその家族のそばで、手足をさってやると良いかもしれません。本当にスキンシップは大切なことだと思います。誰でも生きていれば最期があるのでですから皆考える時間を持つことが大切ですよね。
私は産婆です。お母さんが赤ちゃんを産む時、本当に心を入れてお母さんをさすります。腰も、背中も、ゆっくりゆっくり。そうしたらお母さんは元気に気を入れて、赤ちゃんを産み落とすのです。
いかにスキンシップが大切か、今の忙しい時間に何が大切か考えることですね。
友人が送ってくれたYouTubeで色々なことを考えさせてくれました。
私の母が入院中、急に心臓麻痺でショックで亡くなった時、そばに居合わせていた叔母が自分は部屋から外へ出されて、お部屋で心臓麻痺などを医師が一生懸命して、完全に死んでから母に合わせてくれたが、それはおかしい。とふと私に言っていたことを思い出しました。
医師は何をしたいのか?救命救急をして、なんとなく完全に死なせて、やっと家族の手に渡す。それに疑問を持ったこの医師の感性に感動です。人間の生と死を考える本当の医学はどこにあるのでしょう。
これを送ってくれた友人に感謝です。