自然なお産を選ぶ

公開日: : 日々のこと

11月28日、滋賀県の男女参画センターでフェスタがありました。ここ数年コロナでそのフェスタもお休みが続いておりましたが、今年は数年振りに開催ができました。「お産と子育を支える会」は、このフェスタに参加して27年以上になります。今年は共同助産所ができて3年目です。その共同助産所のメンバーが主体となり、そのフェスタの中で小さなイベントを開きました。「お産の体験談」です。3人のお産体験の方が自分のお産の体験談をお話ししてくださいました。
その中でお孫さんもいらっしゃる68歳の男性の方のお話が大変興味をそそりました。彼のお話は40年前のお子さんのお話です。奧様はオーストラリアの方で彼女はお産は病院でしたくないと言うことで、産婆を探してやっと京都の藁天神の近くに産婆さんがおり、そこの方の助産所でお産をしたそうです。産婆さんは「お産は半分はご主人にも責任があるのですよ」と最初言われて、どんな意味かからなかったのです。「しかし奥さんの初めてのお産は大変時間がかかり、赤ちゃんの頭が出たり入ったりした頃から(発露)ごろから6時間もかかり、奥さんお産は大変で 夫は妻のケアが大変で、その時 本当に二人ででお産をするのだと実感し、これが夫も一緒になってお産をのりこえる事が大切だとと気がつきました。
次に二人目はアメリカでラマーズ法を6ヶ月勉強して、医師と二人で自然なお産をしたそうです。二人目だったので7分で生まれたと貴重な体験をお話ししてくださいました。日本の男性がお産に立ち会うことはまだまだの時代です。奥さんが外国の方だったなのでご主人が一緒にお産に参加できたのかも知れません。
実は私も、東京の聖母病院でラマーズ法を学んだオーストラリアからのご夫妻のお産を見学して素晴らしかったので、その方法を日本へ広げようと思い彼女からラマーズ法のテキストを頂き、それを基礎に日本の助産師さんたちに広めました。つまりオーストラリアでは助産師教育がしっかりしており、お産は自然なことであると妊婦さんに教えていると思います。
もう一人の女性の方のことをお話ししましょう。このブログの中で55年振りにお話ができたお友達について書いたこともありますね、その方です。彼女はやはり大学院をオーストラリアで学び、日本に帰国しお産をしました。その時、自然なお産をしたいと考え色々探した結果、当時東京では聖母病院がラマーズ法をのお産をやっていたので、聖母病院で出産したことを知りました。また彼女のお子さんは3人もお子さんがおり、1人目は病院でお産をし、その後の2人は自宅出産だったとお話してくださいました。当時はまだ日本はラマーズ法とか自然なお産があんまり行われておりませんでした。やっぱり海外のオーストラリアの方が早くも自然のお産に目覚め、ラマーズ法を取り入れて女性が主体的にセルフコントロールしながらお産をしていたのです。

昨今、日本女性ができるだけ自分の努力をせずに無痛分娩などに走っていらっやる方を見受けますが、私は自然なお産に長く関わって来て思うことはやっぱり素敵な女性(いろいろ自分生き方を考えてきる)は自然のお産を体験し自分の生きかたをみつめたり、また自然なお産で自己実現をして人生が変わったとおっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。55年振りにおはなしできたお友達もNHKで同時通訳者として活躍して素晴らしいキャリアをもって働いておりました。Sさんは、本当に自然なお産が人生には大切であるとおっしゃってくださってました。
また最初に述べた68歳の男性の方の奥さんに私は月1回英会話を学んでいますが、彼女の自立した生き方にすごく感動しています。
やっぱり素敵な女性が自然なお産を選ぶのですね。この頃すごくそんな気がします。

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  • 現在、朝比奈は左半身が不自由なので直接お産には関われません。夫が緑町診療所の1床で自然分娩をやっています。ここでは若い助産婦がお産をやっています。妊婦健診時には、朝比奈も若い助産婦と一緒に お話をさせてもらっています。実は半身不随になり、一度はお仕事を断念しようと思いました。おかげさまで生かされたので「まだ私のやらなくてはならないことがあるのでは」と思いなおしました。今のところ言葉には何の支障もありません。お仕事を少しでも違う形で続けられれば嬉しいと思っております。

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