高齢者の役割
公開日: : 日々のこと
私は1月25日YouTubeを見ていたら、脳科学者と生物学者が対談しており、日本は高齢者がどんどん増えていると言うお話から高齢者が増えるのは高齢者に役割があるから。昔から、おばーちゃんは孫のお守りを自然体にしてきた。そんな役割があった。つまり高齢者の知恵が若者を育ててきた。だからもっと高齢者の知恵を若者に残すべきだ。とお話ししているのです。
私は大変感動しました。そうです、何だか日本は高齢化がまるで老害のように若者から嫌われている現在、どうしてもおかしいと思っていた私がいました。
私が脳卒治癒でリハビリ病棟に98歳の高齢の方は「自分の息子と嫁は学校の教師で、私が3人孫を育てて今の退院を首を長くして待っている」と誇らしく私に言ってくれていました。そうして家から10冊持ってきた本を全部読んでしまったと私に言ってくれました。そう言えば、彼女がベットの端に座りいつも本を読んでいる姿を、私は廊下を車椅子で通る時に見受けました。そうで98歳の高齢の方がこんなにもアクティブに生きていらっしゃるのだと感動しました。
人はもうすぐ100歳に近くても、素晴らしく生きている姿を実際に接することができ私にとって大変な生きた学びになりました。私はその当時まだその病棟では70代の若輩でした。私が脳卒中を発症したので、人生の先輩の方とお会いできたことを大変幸せに思います。そうして彼女は骨折のリハビリで入院してきたのでますが、私にこっそりと「わしはここにリハビリに来たのだ。病気になるものか。必ず退院する」と、彼女は私に強い決意を言ってくれました。本当に脱帽です。素晴らしい方と知り合いになったことを感謝しました。そうして数日後、お孫さんが待っている自宅に退院していきました。
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