助産師 朝比奈ドキュメンタリー29
公開日: : 日々のこと
【76歳にして2回目の脳内出血をした助産師 朝比奈のドキュメンタリー29】
なかなか現実を受け入れるのは大変ですね。
リハビリの病院は身体的な回復の為に努力していますが、精神的なカウンセリングも必要だと思います。
ある日突然 脳の病気になり、家族と突然離ればなれになり 現実を受け入れらない方が結構いらっしゃるのでは?
食堂の隣の席に新しい患者さんがいらっしゃいました。人生の大先輩の94歳の方です。ここのリハビリ病院の患者さんは80歳以上の方々はだいたい足の骨折が多いです。そうして脳卒中の患者は70代以下の方が多いかもしれません。最高年齢は98歳です。彼女も骨折です。
ここはまるでシニアのアスリートの合宿所のような気がします。
最近男性の中でも 年齢が若い方がおりました。42歳と52歳です。お二人ともまだお子さんに教育費がかかるようです。家の大黒柱がこのような大病にかかりリハビリしています。みな希望を持って、日々コツコツ頑張っています。
しかしここに入って、なかなか情緒のコントロールが効かず 少し寂しがったりすると、鬱になり食事も進まず体力も衰え リハビリへの意欲が湧きません。
また 骨折で入院したご老人は、まだ足は完治しないのにただ「家に帰りたい」と言っている方もいます。
ここで「家に帰りたい」と言っても 家には誰もいなかったり 家族とは別居したりしていて、誰も面倒をする人がいないのが多いです。
日本の高齢化問題点がハッキリします。つまり家族をあてにできない時代なのかも。ですから、ある患者さんが言うように 少しお金があったら有料ホームに入所するのも大事なことかもしれません。
私は今日 理学療法の時間が2時間ありましたので、2回ほど装具を付けて歩きました。毎日毎日少しでも歩く事ができると達成感があり嬉しく感じます。この2日間リハビリでPTの時間は2時間ずつありました。理学療法です。装具を付けて歩く練習をしたのです。毎日毎日一歩でも歩きたい私なので嬉しいのですが何しろ体力勝負で寝る時は身体中湿布を貼り付けた状態です。でも歩きの練習をするととても達成感を感じるので気持ち的には、充実感を感じてうれしいです。
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