誕生と悟り

公開日: : 日々のこと

私は長年どうしたらよりよく安産が出来るかを追求してきました。
つまり、お産は生理です。また、お産は運動です。ですから女性はお産のために日頃から身体を鍛えておくと、お産の時に役立ちます。私は、妊婦さんに「中高時代にクラブは何でしたか?運動クラブでしたか?」と必ず聴きます。
そうして、その方のお産を予想します。運動をしていない方は筋肉がしっかりしていないので、どうしても微弱陣痛になりやすい感じがします。若い時に運動していなくても、妊娠前くらいから意識して、運動をすると良いかも知れません。
私は、妊娠してから、主治医が毎日「めっちゃ、歩いて」と言ってくれたので、毎日2時間は歩きました。
そうしてスクワット200回と本当にがんばりました。40歳の高齢で、畳の上で自然で安産なお産でした。
その時「お産は、怖くなく、痛くなく、不安もないのだ」となぜか感じる事ができたのです。

十月十日の妊娠期間(270日とも言います)は、赤ちゃんにとってその期間中は一生になるのです。その間、母親がどの様に過ごすかが大切。お産と死は一線上にあるのだと思います。この世に生まれたら、いつかはこの世を去る時が来るかも知れません。
その時 怖く 不安で 死を受け入れる事が出来ない事になるかも。もしかしたら、私達は残された貴重な毎日の日々を精一杯一生懸命生きることにより、死の恐怖も持たず安楽に迎えることができるのでは。と、お産した時に感じました。

女性はいつも修行をしていると思います。特にお産は女性が妊娠中どんな心と身体の準備したかで、出産時に女性は何かを感じるでしょう。さて何を悟るでしょうか?人生にとって、素敵な贈り物をいただけるかも知れません。出産は赤ちゃんを産むだけでなくの女性の再生が得られるかも知れません。それは、我が子の誕生のため日々どんなに努力をしたかで感じられるのではないか思います。この頃お産が怖いから、無痛分娩をする女性が増えている様です。まるで無痛分娩をする事が何か女性のステイタスの様になっているようですが、大変残念です。お産は女性だけにしかできない生命の誕生と再生の厳粛な事象だと思います。私は長年産婆(助産師)として働いてきました。妊婦が妊娠中、我が子の誕生の為に、心身の訓練をした方は、必ず「出産が人生を変えた」とよく言います。私もその一人です。

>>助産師 朝比奈ドキュメンタリー01から読む

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  • 現在、朝比奈は左半身が不自由なので直接お産には関われません。夫が緑町診療所の1床で自然分娩をやっています。ここでは若い助産婦がお産をやっています。妊婦健診時には、朝比奈も若い助産婦と一緒に お話をさせてもらっています。実は半身不随になり、一度はお仕事を断念しようと思いました。おかげさまで生かされたので「まだ私のやらなくてはならないことがあるのでは」と思いなおしました。今のところ言葉には何の支障もありません。お仕事を少しでも違う形で続けられれば嬉しいと思っております。

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