日本,カナダVSニュージーランド『お産と助産を語ろう』
公開日: : イベント
日時: 2016年10月30日 PM 1:30〜PM 4:30
場所: 東近江市 八日市市 緑町 ぐるりの家 (西友の近く)
PM1:40〜2:00 各講師の方々20分づつ
1)日本、 日隈 ふみ子氏(仏教大、教授)日本のお産、助産について
PM2:05〜2:25
2) カナダ、 キーラン ケイトリン氏(カナダ、オンタリオ助産師)カナダのお産、助産について
PM2:30〜2:50
3)ニュージーランド、ドーリング 景子氏(ニュージーランドPHD 学生)
ニュージーランドのお産、助産について
PM3:00〜4:30 助産師とお母さん方と一緒にグループワーク
自己紹介(全員)
助産師:開業の助産師になって感じた事。その他。
母親 :自分のお産は何処で、誰によってお産したか。お産の感想(何が良く、何が悪かったか)
どうしたら、ダイレクトエントリーの助産師教育が出来るか。道を探そう。
日本の開業助産師が数百人となっている現在、
日本のお産に危機感を感じています。それは日本は戦後、保助看法という法律が作られました。
そこで助産師になるには3年の看護教育の上に1年の助産師の教育を受け助産師になるようになりました。
戦前は2年のダイレクトエントリーだったようです。
しかし戦後の1年の助産師教育ではお産に対する技術は未熟で、独りで独立して開業できるまでには
至りません。つまり病院助産師として教育されたのです。
しかし近年、先進工業国の殆どが3〜4年の助産師だけの教育(ダイレクトエントリー)
の教育がされております。その教育では助産師過程の教育の中で50例から100例の
お産を取り上げ、十分なお産介助の技術は身に付きます。そこでかれらは卒業と同時に、開業
助産師として働く事が出来ます。正常産は助産師で十分出来ます。
ダイレクトエントリーの教育をしている国々では助産師が妊娠期、出産、産後のケアーを充実させ
多くは幼児虐待予防や、産後支援を充実させています。(ドイツ、ニュージーランド、カナダ等)
現在日本は少子化が急速に進み、出産について考えるよりも、産後ケアが声高に言われております。
産後ケアは出産をしっかりした充実したものであれば必要ないはずです。大量生産型の病院出産で
産まされて若い母親は産後の育児不安が大きいと思います。その手当としてのみ助産院が活動するのは
ちょっと不思議でなりません。
私は今日本が緊急に取り組まなければならない事は開業助産婦を増やす事ではないでしょうか。
若いお母さん方が自然に自分たちで産んだ方々は自分の人生も変わって行っているのが多く
見させて頂いております、是非、日本に於いて女性が自然なお産がしたい時に出来るよう、助産師の教育システムを真剣に考え変革させる事が急務と思います。
ここで、助産師はお母さん方(女性達)共に助産師教育をダイレクトエントリへとつなげる方向へ
一歩でも進めて行けると良いと思います。
この講演会が今後よりよい助産師教育の方向をむいて行ける第1歩になれば嬉しいです。
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